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SCOTサマー・シーズン参加作品
『イェルマ』

2021年9月3日(金)19:00 / 9月4日(土)20:30
利賀芸術公園 岩舞台(富山県南砺市)

作:ガルシーア・ロルカ 翻訳:牛島信明(岩波文庫) 演出:瀬戸山美咲 音楽:五十嵐あさか
出演:安藤玉恵 細川洋平 鈴木彰紀 吉岡あきこ 浜野まどか 廣川真菜美 五嶋佑菜 浅野悠那

どこから来るの 可愛い坊や?
「りんりん寒い山越えて」
なにが欲しいの 可愛い坊や?
「あなたの下着の肌のぬくもり」

『イェルマ』はスペインの詩人・劇作家のガルシーア・ロルカが1934年に書いた悲劇です。
スペインのある村を舞台に繰り広げられる“子どもを産むことを”をめぐる物語。
ミナモザではこの普遍的かつ現代的な主題が描かれた作品を野外劇として上演します。
一元的な価値観に支えられた社会が限界を迎えている2021年、
人間と人間の分かり合えなさの本質を探ります。

【あらすじ】
スペインのある村。結婚して2年のイェルマには子どもがいない。
夫のファンは仕事のほうを向いていて、子づくりに消極的だ。
イェルマは村の女性たちの話を聞き、自分だけがこのまま萎びていくように感じる。
一方、ファンはイェルマと羊飼いのビクトルの仲を怪しんでいる。
衝突し、対立を深めていくイェルマとファン。
そして5年の月日が経った。
子どもを求めるイェルマと、妻の愛と静かな生活を求めるファン。
子授かりの祭の夜、ふたりの思いは臨界点に達する。

イェルマ:安藤玉恵

1976年生まれ、東京都出身。早稲田大学在学中に役者を始める。最近の舞台に松尾スズキ氏との二人芝居『命、ギガ長ス』(19/作・演出:松尾スズキ)、KAAT・KUNIO共同製作『グリークス』(19/翻訳:小澤英実、演出・美術:杉原邦生)、KAAT『虹む街』(21/作・演出:タニノクロウ)など。映画『犬部!』(21/篠原哲雄監督)が現在公開中。

ファン: 細川洋平

1978年、埼玉県出身。早大演劇倶楽部内で、作・演出を務める劇団「水性音楽」を結成し、2006年まで活動。 また、「演劇弁当猫ニャー」に役者として2000年から2004年の解散まですべての公演に参加。 2009年にソロカンパニー「ほろびて」を立ち上げ、2015年より本格始動。 2021年第11回せんがわ劇場演劇コンクールにて、ほろびて「あるこくはく」がグランプリと劇作家賞を受賞。 俳優のみならず、劇作家、演出家としても活動している。

ビクトル:鈴木彰紀

ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。 10代からプロダンサーとして多くのコンサートやミュージカル、ミュージックビデオに出演した後、 2009年に故・蜷川幸雄 氏に師事し俳優に転身。 同氏主宰のさいたまネクスト・シアター1期生として活動。 以降、シェイクスピア劇を中心に国内外で多くの舞台、朗読劇で活躍。

吉岡あきこ

京都府出身。1996年加藤健一事務所俳優教室を卒業後、舞台を中心に活動。 (主な出演作品)新国立劇場『あの出来事』(作/デイヴィッド・グレッグ 演出/瀬戸山美咲) モダンスイマーズ『ビューティフルワールド』(作・演出/蓬莱竜太) トリコ・A『私の家族』(作・演出/山口茜)、 『なにげないもの』凧の箱〜KITE’S BOX〜(作・演出/御徒町 凧) 『百舌鳥夕雲町歌声喫茶』(作・演出/深津篤史)等に出演。

浜野まどか

椿組に所属。 椿組の公演は7月の花園神社公演と劇場公演の年2回で、毎回違う作・演出家を招き作品作りをしている。 瀬戸山美咲とは『始まりのアンティゴネ』(2017)で、出会う。 最近はアウトドアワークショップ『つちとてと』を主催。 海外でのバックパッカーの経験や、登山や林業や農作業を通し、自然と人とをつなぐ活動にも力を入れている。 いつか瀬戸山美咲と熊野古道で映画を撮るのが夢。

廣川真菜美

大学卒業後に俳優を志し、小松台東やろりえ、桃尻犬といった気鋭の団体に参加。足立紳監督「喜劇 愛妻物語」、瀬々敬久監督「なりゆきな魂、」等の映画や、webCM 等の映像作品にも参加し活動の幅を広げている。今後の予定としては、11月上旬に上演予定のぱぷりか「柔らかく搖れる」への出演を控えている。

五嶋佑菜

1997年、東京都出身。関東国際高等学校 演劇科卒業後、桐朋学園芸術短期大学 芸術科 演劇専攻 へ進学。その後、同大学の専攻科 演劇専攻へ進学し更に2年間演劇を学ぶ。2020年、青年劇場へ入団。今年2月、「鮮やかな朝」にて初舞台を踏んだ。

浅野悠那

1998年、岐阜県出身のA型。桐朋学園芸術短期大学専攻科演劇専攻を卒業。在校中はストレートプレイからミュージカルまで様々な演目に出演。また2019年に北京で行われたWTEA(国際演劇フェスティバル)にも参加するなど、精力的に活動している。卒業後はこのミナモザ『イェルマ』が初舞台となる。


音楽:五十嵐あさか

チェロ奏者・作編曲家。東京音楽大学(器楽専攻)卒業。2000 年〜南米の音楽家との交流を始め、国内外で音楽活動を行っている。13年アルゼンチンに移住、2 枚の自作無伴奏アルバムをリリース。16 年より日本での活動を再開。音と声による自作曲公演「音みる夜」は今年で6回目を迎えた。近年は朗読、芝居、舞踏等の作曲・演奏その他、合唱曲や室内楽曲作品を提供している。


照明:上川真由美 音響:泉田雄太 演出助手:浅野悠那 舞台監督:鳥養友美・金能弘
宣伝写真:永峰拓也 宣伝ヘアメイク:山本絵里子 記録写真:宮川舞子 記録映像:神之門隆広
制作:小野塚央 園田祥子 制作協力:山田恵理子 アーティストマネージメント:マッシュ ダックスープ
主催:富山県 南砺市 (公財)富山県文化振興財団 SCOT (公財)利賀文化会議


【予約開始】2021年8月7日(土)10:00〜
(SCOT 事務局に電話のみ受付)
SCOTサマー・シーズン2021 公式サイト
https://scot-suzukicompany.com/season32/
をよくご確認の上、お申し込みください。

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